〜ネコはどうしてニャアと鳴くの?〜ジョナサン・B・ロソス著
(株)化学同人
イヌはヒトと共に進化した,とよく言われますが,ネコについてはそういう話をあまり聞きませんでした.
でも,ネコと暮らしていると,もちろんその子によりますが,あれっと思うことがあります.
我が家では,1匹の先住ネコのもとに子ネコを迎えたことが2度ありますが,そうすると1年くらい先住ネコが鳴かなくなることに気がつきました.先住ネコはとても甘えっ子で,大声で鳴いて自己主張してきたのに,赤ちゃんが来ると鳴かなくなって遠慮がちになるのです.ストレスなのかな?といろいろ考えましたが,どうもそればかりではないような気がしていました.もしかして,ネコ同士の鳴くという行動は,赤ちゃんや年下の子の母ネコに対してのコミニュケーション(親が子を呼ぶのは別として)の役割の方が大きいのかな?と不思議に思っていました.
また,ネコに対してこちらが目をじーっと見つめると攻撃と捉えて緊張するからしちゃダメだよ,目をそらすんだよ,ってききますよね.でも,そうとばかりも言えないような,,皆さんのおうちの子はどうですか?
反対にジーと見つめ返してくるだけでなく,鳴きながら寄ってきて甘えたり,「なになに?なんかあった?」「ご用事ですか?」「なんかくれるの?」みたいな猫の気持ちが伝わってきたりして,アイコンタクト成立!ってことがよく起こりませんか?もちろん,信頼関係のあるお家の子ですよ.
飼い主さんとの関係が,お母さんと子ネコのような関係になっているのは,皆さんも納得されるところでしょう.
この本は,そんなあるあるをネコ好き動物行動学者が丁寧に説明してくれます.
ネコも長くヒトと生活を共にしてきたうちに,イヌがオオカミではなくイヌとしてヒトとの関係を築き続けているとの同じようなことが起こっているんだな,と気づく,とても興味深い本ですよ🎶